はぴトレ体験談
「息子を認めて、心から褒められる日が来るなんて思いませんでした」
発達の特性がある息子との毎日は、ずっとイライラの連続でした。
何度言っても動かない。
こちらの話が伝わらない。
突然、感情が崩れてしまう。
頭では「この子にも理由がある」と分かっているのに、目の前で起きると、どうしても怒りを止められませんでした。
強い言葉をぶつけてしまって、息子が寝たあとに、
「どうして私は、この子にこんなに怒ってしまうんだろう」
「もっと優しい母親になりたいのに」
と、何度も自分を責めていました。
90日間、自分の感情や過去と向き合う中で、ようやく分かったことがあります。
私は本当は、息子に怒っていたわけではありませんでした。
ずっと、無関心だった母に認めてほしかった。
私を見てほしかった。
大切にしてほしかった。
その願いが叶わないまま、悲しみや寂しさ、憤りだけが、ずっと心の奥に残っていました。
私はその苦しさに自分でも気づかないまま、無意識に息子へぶつけてしまっていたのだと思います。
息子が思いどおりに動かないとき、目の前の出来事だけではなく、幼い頃から抱えてきた悲しみまで、一緒にあふれていた。
そのことに気づいたとき、息子に対して本当に申し訳なかったと思いました。
息子はただ、息子としてそこにいただけだったのに。
私の過去の苦しさを、背負わせてしまっていたのだと思います。
自分の中にあった悲しみや憤りを少しずつ言葉にしていくうちに、私は目の前の息子を、そのまま見られるようになりました。
以前は、できていないことや困った行動ばかりが目に入っていました。
「この子は、こんなところをよく見ている」
「この子には、この子なりの優しさがある」
「この部分をもっと伸ばしてあげたい」
でも今は、息子のいいところに自然と気づけるようになりました。
そして、それを言葉にして認めたり、心から褒めたりできるようになりました。
私が息子を認めて、褒めてあげられるなんて。
以前の私には、本当に信じられないことです。
そして、私が息子を変えようとするのではなく、息子を息子のまま受け入れられるようになると、関係も少しずつ変わっていきました。
いつも反発していた場面で、こちらの話を聞いてくれるようになった。
感情が大きく崩れることが減った。
私が問題だと思っていた行動も、少しずつ見られなくなっていきました。
私が力で抑えようとしていたとき、息子も必死に抵抗していたのかもしれません。
でも、私が息子の気持ちを聞き、認め、安心して過ごせるように関わることで、息子も少しずつ落ち着いていきました。
今では、家族3人で穏やかに過ごせる時間が増えています。
もちろん、思いどおりにいかない日もあります。
それでも、以前のようにイライラだけで一日が終わることはありません。
息子の話を聞いて、一緒に笑って、同じ時間を過ごす。
そんな何気ない瞬間に、「ようやく、この子と心でつながることができた」と感じます。
ずっと欲しかったのは、言うことを聞く息子でも、完璧な母親になることでもありませんでした。
息子を、息子のまま認めたい。
そして私も、安心してこの子の母親でいたい。
今は、家族で過ごすこの時間が本当に愛おしいです。
息子のいいところを見つけ、認め、伸ばしてあげられるようになったこと。そして家族で穏やかに笑えるようになったこと。
ここまで自分の心と向き合い、息子との関係を取り戻すことができたことに、本当に感謝しています。